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2011/1/11(火) − 1/29(土)
アーティストレセプション:1/11(火)18:00-19:30
インスタレーション・スケジュール:12:00-13:00 14:00-15:00 16:00-17:00 18:00-19:00

西村美和 
< Singing balloon> 浮遊する生命が記憶する未来の歌
Supported by Sony Computer Science Laboratories, Inc. Hiroaki Tobita and Shigeaki Maruyama 

 



感情を伝える方法、言語が生まれる前に「歌」があっ た。
ネアンデルタール人のコミュニケーションは、声帯で一 連の高音の流れを出しておこなっていたという。
太古の時代のコミュニケーション手段は、大地に、渓谷 にと響き渡る声。
電子音を知らない人々のコミュニケーション。
イマドキの感情伝達では ♡ :)!などの絵文字や記 号が、感情の抑揚を伝える。
時代とともに、変わるコミュニケーション。

何万年もの長い長い時の流れに消えないものがある。地 球上の何処を探しても、歌の無い土地は無い。言葉の通じない土地で知らない人と共に歌う。心のどこかで繋がれたような気分になる。言語は違っていて も、、、
 
心を伝える自然な行為、歌。
誰もが一度は夢を見た、飛ぶという身体的運動を伴っ て、歌が過去と未来を合体させる。
表情を持つ気球が浮遊しながら、歌う。
 
新しいものを探そうとすると何か根源的なものにぶつか る。
それを未だ名前のない宙に飛ばす、私はそこに現れる新 しい何かが視たい。
 
登場する人と歌 / ハ ヴァネス:アルメニアの愛国歌、ドン–イル:韓国の愛の歌、シャーリー:コートジボワールの童謡、かおる:日本の唱歌、アメリカミュージカルソング、カ リーナ:ロシアのヨセニンの詩歌、マーク:フランスの童謡替え歌、えい子:日本の演歌、マリアジョゼ:スペインのロルカの詩歌、エマ:フランスの童謡、 等。

西村美和





西村美和は感情というものを素材に、私達の「リアリテイー」の認識を揺さぶる様々な実験的作品を作り出してきました。
東京フォト2010での個展開催や、キヤノン写真新世紀2010での受賞など、これまで写真を使ってその世界を展開させてきた西村。
今回はソニーコンピュータサイエンス研究所とのコラボレーションにより、気球を使ったビデオインスタレーションという新たな表現に挑戦しています。

最新の実験的なテクノロジーによって長時間の自立的な飛行が可能となった、プロジェクターとスピーカーを搭載した小型の気球が、西村の制作した映像を飛行 しながら上映します。
多様なバックグラウンドを持った人々が思い思いに歌う姿が、その映像には収められています。
登場する人たちの生き様、歌によって表現される感情、それに対する西村の想い、それらを載せて気球はギャラリー内を浮遊します。